エンタメ

ゲーム界のカリスマ!あの「高橋名人」がバブル期に社員を辞めなかった理由

 高橋名人という名前を聞いて即座に「あぁ、懐かしいな」と反応するのは、80年代に巻き起こった空前の「ファミコン」ブームを知る人か──。

「ファミコン」は、83年7月15日に任天堂から発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピューター」の略称だ。その人気を牽引した第一人者が、「16連射」の用語も生み出したプロゲーマーの高橋名人なのである。

 3月6日にフリーアナ・古舘伊知郎のYouTubeチャンネル〈古舘伊知郎チャンネル〉に登場した高橋名人は「ガッポガッポでしたね」と、当時の儲けっぷりについて古舘に振られると、

「いえ、給料でしたね」

 なんと、意外な事実である。エンタメ誌ライターが解説する。

「高橋利幸氏が高橋名人と名乗り、ファミコン全盛時に一世を風靡したその姿からタレントを想像する方が多いかもしれませんが、実はゲームソフト開発販売会社『ハドソン』の社員だったのです。自ら歌唱したシングルやアルバムが発売されたり、他社のCMに出演したりと、メディアで取り上げられた当時も社員のまま。ハドソンを退社したのは2011年のことです」

 なぜゲーマーとしてフリーにならなかったのか。高橋名人はその理由を、次のように説明した。

「冷静になって考えると、無理だなって思いましたね。ハドソンの社員だから、会社が出している(年間)数本のゲームソフトだけ攻略してればいいんですけど、辞めた瞬間に全タイトルが来る可能性があるわけですよ」

 ファミコンのソフト数は1200本を超えるが、高橋名人いわく、1日に1ゲームソフトの攻略が関の山だそうだ。

 80年代、世はまさにバブル期。弾けた後の転落劇は溢れるほどあったが、

「やっぱり、辞めなくてよかったですね」

 と笑う高橋名人には、先見の明があったようである。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言
4
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
5
京都「会館」飲食店でついに値上げが始まったのは「他県から来る日本人のせい」